マジックマッシュルームと言うのは、幻覚作用のある成分を含むキノコのことを言います。
主に、シロシビン、シロシン、と呼ばれる化学成分が脳の神経細胞作用することによって幻覚作用を齎します。
日本国内においては、2002年6月に麻薬として指定され規制されるようになりました。
それまでは、一応合法ということで誰でも購入することができました。
・幻覚作用について
シロシビンという化学物質は、脳内伝達物資のセロトニンと構造がよく似ています。
なので、脳神経にある、セロトニン受容体に作用します。しかし、シロシビンはセロトニンと同じ様には作用しません。前頭葉にあるセロトニン受容体に、シロシビンが結合することで、情報の整理をつかさどる前頭葉が、視床に対して情報を送り返すことが出来なくなるので、視床は普段はシャットアウトされてる情報まで見えるようにしてしまいます。
つまりは、普段は前頭葉の命令によって情報をコントロールしている視床が、暴走することで、普段見えないものが見えるわけです。視床は、いわば外部から入ってくる情報の関門であって、すべての感覚器官からの情報が脳に送られるときは必ずこの、視床を通ります。
シロシビンやシロシンによって前頭葉から来る、必要な情報だけを処理せよ、という命令を視床は受けれなくなるので、普段は前頭葉が見なくても良いと判断している情報が視覚に現れます。
セロトニン受容体は14種類あることがわかっており、シロシビン、シロシンは、5HT2A 受容体との結合が幻覚作用と関係していることが明らかになっています。
追記*後から調べなおした結果この項目はあまり正確じゃないように思いました。
大方あってると思いますが、後々書き直すかもしれません。
・日本に自生するマジックマッシュルーム
マジックマッシュルームと言うと、なんとなく外国に生えているものと言うイメージがあるかもしれませんが、実は日本にも身近に自生しているキノコであります。日本に自生する代表的な、マジックマッシュルームの例としては、ヒカゲシビレタケが挙げられます。ヒカゲシビレタケは、夏から秋に掛けて発生する、親指ほどの大きさも無い小さなキノコで、茶色い釣鐘型の帽子、と柄にある白い斑点が特徴です。
ヒカゲシビレタケ画像検索
このヒカゲシビレタケは、シロシンとシロシビンを含む立派なマジックマッシュルームです。 麻薬や宗教儀式に使用される、他のマッシュルームと比べても何の遜色も無い効力を持っています。 また、このヒカゲシビレタケの所持や採取は、麻薬及び向精神薬取締法で禁じられており、採取し所持した時点で罪となります。
ヒカゲシビレタケwikipedia
夏から秋にかけては、おそらく木や草の多い公園にならどこでも生えてるはずですが、いざ探すと小さく目立たないので、そこまで簡単には見つかりません。
2005年に、首相官邸の玄関脇に生えているシガラシの木の根元に、ヒカゲシビレタケが生えているのが発見され。当時小泉首相が「食べられるのかね?東京でキノコか、面白いね」と発言したことがニュースになりました。それほど身近なキノコです。
探すこと自体は違法ではないので、山登りや公園に遊びに行ったときなどは、探してみるとおもしろいかもしれません。しかし誰かに通報されるかもしれないので、もし探すなら人目は気をつけたほうが良いかも。もし見つけても写真を撮るか観察するくらいにしておきましょう。
探すこと自体は違法ではないので、山登りや公園に遊びに行ったときなどは、探してみるとおもしろいかもしれません。しかし誰かに通報されるかもしれないので、もし探すなら人目は気をつけたほうが良いかも。もし見つけても写真を撮るか観察するくらいにしておきましょう。