2013年2月14日木曜日

うつ病にセント・ジョーンズ・ワート

 セントジョーンズワートとは、日本名でセイヨウオトギリソウと言い、キントラノオ目、テリハボク科、オトギリソウ属の植物である。 ヨーロッパで昔、殺菌、鎮痛効果、切り傷の治療薬として使われていた。世界中でサプリメントとして市販されている。日本でもサプリメントとして購入できる。
 
うつ治療薬としての効果
 うつ病の治療薬として、1980年代からドイツで注目されるよになった。。
セントジョーンズワートに含まれる、ヒペリシンという物質に、抗うつ効果があるという説がある。
副作用が少ないとされているので、ドイツでは、特に小児および青年において、軽度のうつ病に処方される。ある研究では、臨床実験で明らかな抗うつ作用があるとされ、またある研究では、明らかな効果は無いとした研究もある。人によって効果がある人と無い人がいる。

副作用
 副作用が少ないとされていますが、以下のような副作用が報告されている。
胃腸症状、めまい、錯乱、疲労、鎮静。
 また、SJWは以下の薬物と相互作用を起こすので、注意が必要である。
抗レトロウイルス薬、ベンゾジアゼピン系薬、ホルモン避妊、免疫抑制剤、抗不整脈薬、β遮断薬、カルシウムチャネルブロッカー、スタチン、その他。